殺陣チーム
カテゴリ:雑記
教える身にとっては、短時間で効率よくということが急峻な山のごとし。
教わる身にとっては、頭と身体で理解しなければならず、どうしても範士の檄が飛ぶからして、歯を食いしばる事が必ずある。
成長段階にあるときは、自分の成長がなかなか見えないから、果たして上手くなるのだろうかと疑問に思う事も少なくない。
だが、生徒達よ。
わずかな改良、成長こそ難しいのだ。私だって若き頃、自分の不甲斐なさに泣いた事があった。でもそれを乗り越えて今ができた。
それは人生においても同じ。
止まらない事をやめた時点で、それまでの苦労は無駄になる。
今が正念場。
ど根性という言葉は最早死語だが、結局ど根性を必要とする時が、殺陣でなくともいつか絶対にくる。
今はその、いい練習だと思えばいい。
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無銘鍛治の基本では、刀は身体に引きつけ、たたんで斬り下ろす様に徹底して教えますが、実は、ロングレンジ(尺の長い、なかなか勝負が決まらない殺陣)では、刀をたたむのは、その殺陣が百手あるとしたら、十手もありません。
たたんで斬る時は、正に相手を仕留める時か、演技として怪我を負わす時なので、その間のやりとり、攻防の時は、いわゆる空振りになるので、刀はたたまないで「振る」事になるんですね。
この違いが明確に体得できれば、前回話した「腰を落として自在に動く」事を前提とし、応用の殺陣がぐっと楽になります。
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WEB講義二:腰を落とすには。
初心者が悩む第一関門と言ってよい、腰の落としについてです。
基本式の中に、ハッソウがありますね。
ハッソウに構えた時の前の爪先は、敵に向かっていますね。
後ろの爪先は、それに対して90度外に向いているはず。
そうしないと、腰は真下に落ちない。
腰を落とすには、落ちるように足の爪先を操作しなければならない。
背の高い人はより頑張って腰を落とさないと、殺陣が軽くなる。はためからもかっこよくない。
更に、腰を落としたまま能の様に頭をホップさせず動く練習を欠かさない事。
腰が落ちたまま自在に動けるようになれば、殺陣の三分の一は会得したも同然である。あとの三分の二が厄介だが。
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あと一時間半で今年も終わる。
来年は更にストイックに、繊細に、エモーショナルに殺陣を追求していきたい。
関係者各位、来年もよろしくお願いします。
そして皆様、良いお年を。
無銘鍛治師範 酒井 徹